白毛門 '01(1,720m)

〜笹の稜線歩きで夏山をしめくくり〜

日程 2001年8月26日()〜27日(月)
山域 谷川連峰
形式 前夜発、避難小屋泊、 縦走
メンバー 単独
行程 8/26 土合駅前05:20−白毛門登山口05:35−松ノ木沢ノ頭08:00−白毛門09:20/09:35−鞍部10:10−笠ヶ岳10:40/10:50−朝日岳12:15/12:30−水場12:35/12:40−ジャンクションピーク13:00−清水峠14:30(泊)
8/27 清水峠06:05−七ツ小屋山06:55/07:10−シシゴヤノ頭への分岐07:40−蓬峠07:50/08:00−岩水場08:10−中の休場09:00/09:05−林道終点10:00−茂倉岳との分岐10:20−土樽駅10:50(12:15の電車で土合駅へ)
駐車場 土合駅前。駅構内にトイレ・水道あり。
他、白毛門登山口(土合橋手前を右折)にも広いP(無料)あり。ロープウェイ乗場に有料Pあり。
温泉 湯テルメ谷川(谷川温泉) 0278-72-2619、群馬県利根郡水上町谷川514-12
500円、ドライヤー、リンスインシャンプー、ボディシャンプーつき
9:00〜20:30(入館は30分前まで・1〜3月は10時〜)第3木曜定休(祝日の場合は翌日)
コメント 天気はイマイチだったけれど、谷川を見ながらの笹の稜線歩きは最高!

1日目

【谷川岳馬蹄形縦走】
昨年、秋に大源太山に登った時に少し歩いた笹の稜線が気になっていた。
真正面に広がる大パノラマに感激し、いつか白毛門から谷川岳を結ぶ「馬蹄形縦走路」というのを歩いてみたかったのだ。
もともと天気予報もイマイチ。天気が悪ければ途中で下山するべと出かけることにしてみた。
【白毛門の急登はマイッタマイッタ】 
前夜のうちに、水上IC近くのパーキングエリアに到着。仮眠を取ってから再び土合駅に車を走らせる。駅の前は15〜20台は駐車できそう?他にも周辺には無料・有料の駐車場が多い。

土合駅前に車を置き、土合橋の手前を右へ折れ、白毛門の登山口へ。小橋を渡るといきなりの急登。さーさーどうだ!と言わんばかりの急登に早くも戦意喪失(涙)。
 
松ノ木沢ノ頭の手前まではほとんど樹林の中。松ノ木沢ノ頭まで登るとようやく白毛門が見える。本当は、ここから先は谷川岳の一ノ倉の岩場のビュースポットなのだが、残念ながら谷川はガスに覆われ全然見られず。松ノ木沢ノ頭の前後には鎖場アリ。

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笠ヶ岳

笠ヶ岳避難小屋


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【夏の花・秋の花】  
白毛門からは、正面にこれから行く笠ヶ岳から連なる稜線がきれいに見え、嬉しくなる。んが、朝日岳までは細かいアップダウンがありだいぶ疲れた(^^;。だらだら歩いていると、足元にはハクサンフウロなどの夏の花がまだ残ってる。一方、アキノキリンソウリンドウなどの秋の花も咲いていて、なかなか楽しい縦走路だった。
【朝日岳〜清水峠】  
朝日岳に到着した頃には、周辺もガスに覆われはじめた。頂上近くに点在する池塘はもう色づいていて、秋、そして冬が来るのも遠くないことを知らせていた。宝川温泉方面へ分岐を折れ、少し下ったところ(池塘のわき)に水場がある。清水峠にも水場があるようだけれど、探すのが面倒なので、こちらで翌日分まで水を汲んでいった。

ジャンクションピークから清水峠に向け下り始めると、雨がポツポツ降ってきた。雨具を着るかどうか迷う程度の降り。清水峠の「白崩避難小屋」に14時半頃に到着。蓬峠まで行こうか迷っていると、雨脚が強くなって来たので、清水峠に泊まることにした。

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朝日岳の池塘

白崩避難小屋

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【避難小屋の一夜】
最初は薄暗く恐かった避難小屋。一番外光が入る、二段ベッドの上の段に陣取った。今日はもう、ここに泊まるのは一人だと思い始めた16時半頃、沢を登ってきたのかヘルメットをかぶった男性1人が到着。
この男性、とにかく独り言が多い(^^;。眠りにつく頃は「ぷ〜♪」と元気な挨拶(汗)。目覚めると「うぁーあ、小便してっ」。ちょ、ちょっと私も居るんだけれど!と主張したくなるほどマイペース。けれども下山後に、山のお仲間にこの話をすると、「シャイな人なんだよ、きっと。」との意見が。私と2人きりということで、彼なりに気をつかってくれたのでしょうかね(^^;。

小屋は中に1つだけトイレがあったので、雨の中外に出ずに済み助かりました。

2日目

【嬉しい誤算?雨が止んでる!】
本当は谷川岳を越えて、土合に下山するつもりだったのだけれど、
明け方までずっとどしゃぶりの雨が降っていたので、清水の集落か土樽へ下山しようとのんびり5時に起床。

同宿の男性が出発してから私も外に出てみると、なんと雨はやんでいて雲も高い位置に上がっていた。「もしや谷川岳にも登れるかも?」と欲を出すが、ラジオを聞くと、群馬・栃木は大荒れの予報。車は土合にあるが、蓬峠経由で土樽へ下山し、電車で土合に行くことにして出発。
【笹の稜線、谷川連峰の大展望】
送電線監視所の可愛らしい三角屋根が清水峠の滑らかな稜線にアクセントを沿えている。こんな笹の稜線には青空が似合うのだろうが、高曇りの今日もなかなかの展望だ。監視所の側には、十五里尾根(兼信尾根)のコースは橋が流失しているので増水時は井坪坂コースを通る旨書かれた看板が立っていた。

ところどころ送電線の巡視路が登山道と交差しているので注意しながら七ツ小屋山へ。七ツ小屋山からの展望は素晴らしかった。前日歩いてきた笠ヶ岳から朝日岳の稜線、巻機山、茂倉岳から谷川岳、湯沢の町並み、万太郎山。目の前に広がる大展望に感激し、プルプル震えた。\(~o~)/

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清水峠

大源太山(上越のマッターホルン)

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【分け入っても分け入っても深い笹】
途中、植生保護のため、大源太山から茂倉岳までは、笹の刈払は秋に実施する旨知らせる看板があった。そのため、七ツ小屋山から蓬峠までは、踏み跡はしっかりあるものの、深いところでは胸まである笹に覆われ、難儀した。雨具のズボンはあっというまにビショビショに。

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謎の発砲スチロール
「H13.9.30まで保存願います
中日本航空」の文字が・・・。

七ツ小屋山からの展望
奥は谷川岳〜茂倉岳

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【ヘビ天国・カエル天国】
黄色の蓬ヒュッテの前からの展望は最高。今回はスルーしてしまったが、ここにテントを張って、コーヒーでも飲んだり昼寝をしたりの贅沢な時間を過ごしてみたいものだ。

蓬ヒュッテからは、旧国道を通り土合に下山することも考えたが、鉄砲水で亡くなった方が出た事故も記憶に新しく、やはり土樽へと下山することにする。こちらのコースも緩やかに高度を下げたあと、何度か沢を横切る。ところどころルート上を水が流れて沢のようになっているところもある。

その沢の中をボテッボテッと転がるものがあった。「なんだろ?」と良くみるとカエル・・・。1匹、2匹、3匹・・・。まだまだ出てくる出てくる!!
慌ててその場を立ち去ると、登山道を今度は何かがスルスルと横切るではないか。
   うっ!!!ヘビだ!!!
走る、走る、逃げる、逃げる。んが、登山道にはヘビ・ヘビ・カエル・ヘビ・カエル・カエル・・・(涙)。いや、冗談じゃなくって!!
この次の瞬間、ギャグマンガのヒトコマみたいなことが我が身に起こる。走った拍子に雨で濡れた岩で滑り、バランスを崩した私が手をつこうとした岩の上で、ひょろっこいヘビがとぐろを巻いてコンニチワをしていたのだ。

もう、悲鳴すら出ない・・・。哀れひっくり返った私は嫌というほど向こう脛を岩に打ち付けてしまう。涙目になりながらも急いで飛び起き、「いつもこのくらいで歩ければ」というくらいのスピードで林道終点まであっというまに到着したのだった(涙)。

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【もう登れましぇんヨ】
あーエライ目にあったと、トボトボ林道を歩いていると、向こうからワンボックスが走ってくる。プップッ!と軽快にクラクションを鳴ると、車が私の脇にピタリと停まる。

窓が開き、みなみらんぼうさん似の男性が顔を出す。ここでしばし立ち話。この方は、「足拍子川をつめた後の下山路の偵察に来た」という。林道からクロガネノ頭方面に登る踏み後を見かけなかったか聞かれたが、気づかなかった。「そうだ!」と彼はニッコリして、「今から一緒に登ろうよ」とおっしゃる。むむむ。「そのあと土樽駅まで送ってあげるから」。うーむ、それは魅力的(^^;。目の前においしそうなニンジンをぶら下げられたものの、んが、やっとこさ下りて来た身に鞭打って登ることはもうできましぇんヨ・・・。

再び、トボトボ土樽駅まで歩き出したのでした。    // Fin.

※土樽駅で2時間近く電車を待ち、土合へ移動。土樽も土合も無人駅なので切符はどうすればいいのかと思ったが、たった1駅の間にもちゃんと検札が来てくれるのでした(^^)。

下山後は温泉へ

     湯テルメ谷川(谷川温泉)
        
広々とした露天風呂は最高!!オススメ。
          土休日・紅葉の時期は混雑するので注意。

  山行記録[年別/地域別/季節別]