山との出会い


「ちょっと、話を聞いてくれるだけでいいから。」大学の入学式の日、怪しい2人組にサークルの勧誘をされました。「山登りなんて興味ないですから・・・」。逃げようとすると、「5分だけ!」「5分だけ!」と彼らは追いかけてきます。

「まあ、5分だけなら」とフラフラとついていってみました。連れて行かれたのは、キャンパスの裏手の喫茶店。本当に、「ちょっとだけ」のはずだったのに、気がついたら、居酒屋で赤い顔して、「私、入会します〜」と言っていました。


           これが、私と「やま」との出会いでした。


最初は、「北海道に行けるから」ということと、「飲み会が楽しかったから」という単純な理由で山歩きをするサークルに入ったものの、いつしか、純粋に山が好きになっていました。


家族でハイキングに出かけても、「おんぶ、おんぶ」と甘えてばかりだった私が山好きになるなんてと、一番、両親が首をかしげているようです。


こんな時代もありました(家族で志賀高原)